エントラント と ゴアテックスの違い

前日に紹介した「東レ エントラント」と、キングオブレインウェアと認識されている「ゴアテックス社 ゴアテックス」について少々ご説明いたします。

その前に非常に重要なことですが、


についてと



についてご存知ですか?

耐水圧は生地にかかる浸水までの圧力の数値です。
透湿度というのは生地を一定時間で水蒸気が通過する量のことを言います。

透湿性は水蒸気などの湿気を通す性質。
通気性とは炭酸ガスなどの「気体」を外に出し、逆に外から内へ空気を通し快適性を得る性質のことを言います。

上記を踏まえてエントラントやゴアテックスなどの素材の捕らえ方は
「雨などの水を通さず空気は通る」素材ではなく

「水は通さず湿気は通す」

が正しい認識となります。

透湿性を可能としている仕組みは

「水の分子より小さく水蒸気の分子より大きい穴が開いた生地」

を仕様しているからです。

「雨などの水を通さず空気は通る」は少し違います。
これだと通気性に関しての表現があっています。
機能的には内側の炭酸ガスなどを含む不順な空気を、外のきれいな空気と入れ替えることが可能なことなのです。


それでは数値での違いをご覧ください。

生地名耐水圧(mmH2O)透湿性透湿性(g/m2/24h)
ゴアテックス4000013500
エントラント800010000
2000程度

見ていただくとわかると思いますが、耐水圧は数値がかなり違います。
ですが傘を見ていただくとお分かりのとおり2000程度しかございません。

よっぽどの局地にいかない限り40000という耐水圧が必要かというとそうでもありません。

透湿性についてはこの程度の差を体感できるかというと、たぶんわからないと思います。
日本などの気候だと40000という耐水圧は必要ないといったところではないでしょうか。


しかしかなり重いリュックや岩の上に座ったり、肘・膝など体を大きく動かさないと上れないような険しい本格的な登山をされる方など、生地が伸び、体やリュックなどの圧力が高くかかり耐水圧が下がる状態が出る場合には有効ですね。

普段使いなら重量の差も大きいです。
レインウェアの生地は、2層や3層などレイヤー構造になっており、レイヤー数にもよりますが、ゴアテックスに比べエントラントは重量が約2/3程度です。

なにに利用するかでチョイスをお勧めいたします。

ちなみにゴアテックスでも使い方・着方や保存方法(手入れ)により蒸れます。
ゴアテックスなのに蒸れるなあ、なんて思われたことがあるかもしれません。
しかし、ゴム素材のカッパや完全防水で透湿性0のウェアを着たときのウェア内の濡れは、細かい雨なら着ないほうがましなときもあるほどウェア内の自分の汗や水蒸気で濡れます。
透湿性が進化することで、大幅に不快感を取り除いているといったことをお忘れなく。


キンカメでは「東レ エントラント」を使用したレインスーツが2種類ございます。

東レ エントラント仕様<br />屋久島レインスーツ東レ エントラント仕様<br />エントラントスーツ
東レ エントラント仕様
屋久島レインスーツ
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